伊丹14R サークリング&ゴーアラウンド

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伊丹14R サークリング&ゴーアラウンド

STAFF BLOG

2021/08/09 伊丹14R サークリング&ゴーアラウンド

こんにちはーーーー

 

 

img_0574

 

 

 

 

午前中、大荒れの羽田…

img_0767

RJTT 090030Z 18025KT 9999 -SHRA FEW010 SCT012 FEW015CB BKN020 31/27 Q1000

TEMPO 20026G36KT 3000 TSRA BR RMK 1CU010 4CU012 1CB015 6CU020 A2954 CB 20KM W MOV NE

 

 

こんな感じです。

 

 

さてさてさてさて、

 

 

つい先日、弊社の代表が大阪出張に行った際、

航空マニアなら誰もが一度は憧れる!!!(私だけかもしれません。笑)

 

いわゆる伊丹の逆ランウェイ!!

 

…からのゴーアラウンドを経験いたしましたので、取り急ぎご報告いたします。

 

もちろん、当該便やその前後に飛ばれていた乗務員さんのご苦労、及び気苦労には脱帽でございます。

 

通常とは少々違う状況下の中でのプランニング、クルーコーディネーション、はたまた地上スタッフの方の支援には

 

私には想像もできない気配りや目配りがあることと思います。

 

従いまして、下記は航空ファンの末端が、ギャーギャー騒いでいるな、程度で読み飛ばしていただけたらと思います。

 

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伊丹14Rに向けてレフトブレイクをした状況。

 

機種や気象、オペレーションの考え方にもよりますが、滑走路から2NM-3NM離していくのが通常。

 

この機種だと2.5NM程離しているでしょうか。

 

img_0568

 

さぁさぁさぁ、旋回開始のようです。

 

右上には昆陽池(コヤイケ:日本地図の形をした島が池の中にあるのが特徴的)

 

真下に見えるのが多分、いや、きっと、んー、なんとなく武庫川。笑

 

 

img_0570

 

フィナーレに近づいております。

 

ラグフラのFO訓練生の皆さん、以下はしっかりと認識していただければと!!

 

特にチェックを控えた訓練生の方はより一層大切なこととなります。

 

SIMとはいえ、より現実に近い状況で、技量と知識、何より判断力を磨いて参ろうではないですか!!

 

このシーン、写真では全く想像もつきませんが、左側には山が迫っております。

 

できれば真下に見える、中国道の上を狙っていければスムーズですが、

風に流されて、思うようにはいかないことがほとんどかと。

 

実際はラフエアーに阻まれて、とても簡単にはいかないという話を弊社にお越しになる現役の方々からはよく聞きます。

 

その際は、おおよそ風10KTにつき、±4KT程度のエアスピード調整をして参りましょう!!

 

地形の関係で、通常のトラフィックパターンを少しショートカットしたイメージですが、

 

GPWSの警告を意識して内側に入りすぎると、パスが高くなりがちです。

かといって、警告を鳴らしてしまうと、ラグフラでは徹底的な状況説明を求められるかもしれません。笑

 

危険を知らせるための各種警告ではありますが、それ以前に、警報が鳴ってしまう領域に踏み入れない。

 

その前に気づき、修正する。

 

これも安全運航をする上で、大切な考え方の1つかもしれないな、と感じます。

 

参考までに画像を少々大きめにしておきますので、イメトレに使ってください。

 

 

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そしてゴーアラウンドに続く…

 

 

 

細かい手順や考え方等はまた次の機会に掘り下げます。

 

何よりも、ゴーアラウンドになった際には、

Go なのか No Go なのか。

 

つまり、行くのか、いかないのか。

 

程度の差こそあるかもしれませんが、

この究極の状況判断をコックピットの中で実施していることに間違いございまてん。

 

ただ単に、スピードを割ってしまったから。

 

降下率が過大だったから。

 

ウイングレベルが大きくズレてしまったから。

 

アラインがうまくいかなかったから。

 

 

色々な要因があるかと思いますが、一つの事象ではなく、

その組み合わせ、はたまた視野を広く、総合的な観点からこのアプローチは適切なのかどうかを

瞬時に判断する能力。

 

これと、ゴーアラウンドという行為がセットになって、初めて本物に近い体験ができると、私は個人的に思います。

 

もちろん、そこまで求めていない方々が多くいらっしゃるのは重々承知の上でございますが…

 

最近シミュレーターが巷で流行って参りましたので、こんな考え方もあるんだ、と思っていただけましたら幸いです。

 

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

「感謝」

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